「カイロプラクティック」って他と何がちがうの?
いくつかの違いがありますが、もっとも大きな違いは「カイロプラクティック」が
医学的、科学的理論に裏付けられた治療法だということです。
日本には、「整骨院/接骨院」や「整体」や「カイロプラクティック」も含めた様々な治療法が
たくさんありますが、それらの治療法との違いをわかりやすくご紹介します。
アメリカ生まれの手技療法
カイロプラクティックの起源
「カイロプラクティック」は1895年9月18日にアメリカでD.D.パーマーと言う人が発見した療法で、120年の歴史があります。
現在では、イギリス、カナダ、オーストラリア、EU諸国など世界40ヶ国で
国家資格となっており、法制化されています。
またWHOでも医療と認められています。
発祥国のアメリカでは、カイロプラクター(カイロプラクティックをする人)は
医師と同等のステータスを持っています。
「カイロプラクティック」の哲学やテクニックを学び、医学部と同等の勉強をし、308単位も取得するとても難易度の高い資格です。
この資格を取得した先生にはD.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)という称号が与えられます。
整体の起源
「整体」は日本古来のものと中国由来のものがあり、現在ではそれを混ぜ合わせたものになります。
そこに「カイロプラクティック」や「オステオパシー」の技術を混ぜ込んでいる人もいます。
そこに様々な思想や工夫が加わった総称が「整体」となります。
しかし、残念ながら日本では「整体」も「カイロプラクティック」も、まだ法制化していません。
カイロプラクティックと他の手技療法との違いは?
カイロプラクティック
- 内容:サブラクセーション(神経圧迫)を矯正する事(背骨・骨盤・四肢含む)
- 時間:当院では30分
- 資格:民間資格(多くの先進国では国家資格)
- 保険適応:保険適応外
- 料金:約¥4,000~6000(※当院料金はこちら)
- 目的:根本的治療
- 適応症状:【外科的疾患】腰痛、坐骨神経痛、頭痛【内科的疾患】便秘、アトピー、不妊(※詳しくはこちら)
- 検査:体表温度の検査、静的触診、動的触診、視診、整形学的検査、歩行検査、重心測定、レントゲン分析(※詳しくこちら)
整体
- 内容:筋肉や筋膜へアプローチ
- 時間:時間制(約60~90分)
- 資格:民間資格
- 保険適応:保険適応外
- 料金:約¥4,000~6000
- 目的:対処療法
- 適応症状:腰痛、肩こり、全身疲労
- 検査:触診、視診、各整体院での検査
整骨院 / 接骨院
- 内容:物理療法(電療法、温罨法、テーピング等)運動療法、後療法
- 時間:約30分
- 資格:国家資格(柔道整復師免許)
- 保険適応:保険適応(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)腰痛や肩こりなどの慢性疾患は保険適応外、交通事故
- 料金:約¥120~¥800(負担割合で変化)
- 目的:対処療法
- 適応症状:急性症状(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)
- 検査:触診、視診、整形学的検査
「整体」ではやり方も様々で、ベッドに寝てもらい手や指や肘を使う場合もあれば、床に寝て足で揉むところもあります。
読んで字のごとく「体を整える」「バランスを整える」といった事を目的としているところが多く、痛みやゆがみに対して筋肉をメインにアプローチしているところが多いです。
中には矯正をやっている先生もいて、骨盤を押したり、首や腰をボキボキと左右にひねるような矯正をします。
適応症状は肩こり・首痛・腰痛などが中心です。
「整骨院 / 接骨院」でもやり方は様々ですが、基本的にはケガ等の外傷の急性症状を保険適応で治療していくところです。
多くの「整骨院 / 接骨院」は、後療法(物理療法・運動療法・手技療法)を行っています。
物理療法とは、外傷への組織の回復を促すものとして、低周波や超音波電気療法や光線療法、温熱療法、冷却療法など
運動療法とは、外傷後の運動機能低下の場合に、リハビリテーションを目的として行われます。
手技療法とは、外傷の治療に対して、軽擦法(けいさつほう)、揉捏法(じゅうねつほう)、叩打法(こうだほう)、圧迫法(あっぱく)などが患者さんの身体を押したり揉んだり、さすったりします。
「カイロプラクティック」の施術時間は20分~30分くらいと目安で定めておりますが、時間にはあまりとらわれておりません。
検査を丁寧に行い、サブラクセーション(神経圧迫)の矯正が終われば、たとえ20分でも施術は終わりとなります。
矯正も経験や勘によるものでなく、科学的な検査で探したサブラクセーション(神経圧迫)に対して、丁寧にアプローチして狙った骨1箇所を正確に動かします。
適応症状は腰痛・肩こり・膝痛などの一般的な症状の他に、自律神経系の症状や甲状腺の問題、胃・腸・子宮などのあらゆる症状に対応しています。
日本と先進国のカイロプラクティックは違うの?
カイロプラクティックの治療は、効果が高く期待できますが、技術的に難しく習得するのに、大変時間がかかります。
したがってカイロプラクティックの治療を行なうためには、高い教育水準が必要となります。
そのため、カイロプラクティック先進国で国家資格を取るためには、5~6年の期間をカイロプラクティック専門の大学で教育後、医師と同レベルの国家試験をうけ合格する必要があります。
しかし、日本と先進国のカイロプラクティックは同じと言えるのでしょうか?
残念ですが、日本でカイロプラクティックに対して法的整備されてないのが現状です。
よって、日本では誰でもカイロプラクティックという看板を出すことができるのです。
日本のほとんどのカイロプラクティック治療室は、本来のカイロプラクティックのような医学、科学に基づいた治療はしていません。カイロ先進国のような高い治療を受けるためには、治療室を注意して選ぶ必要があるのです。
中にはソフトカイロプラクティックや無痛カイロプラクティックとか言っているところもありますが、本来カイロプラクティックにはそういったものはありません。
また、カイロプラクティックと書いてある治療院でも、本物のカイロプラクティックの理念を守って正しくやっているのは、業界全体のわずか1%程度と言われています。
カイロプラクティックを掲げた院は多くありますが、同じカイロプラクティック院でも、技術・知識・理念はまちまちです。
残念な事に、1週間程の期間でカイロプラクティックを教えている所もあるようで、それでも同じカイロプラクティック院になってしまいます。
私はカイロプラクティック界の第一人者である塩川満章D.C.はじめ、双子のご子息の塩川雅士D.C.、塩川貴士D.C.に直接指導を受け、カイロプラクティック学んでいます。
カイロプラクティックの基礎を徹底的に学び、同時にカイロプラクティックの素晴らしさも学びました。
まだまだ勉強する事は多く、今でもシオカワスクール主催のセミナーに積極的に参加し、自己研鑽に努めております。
お電話ありがとうございます、
宮田カイロプラクティックでございます。