足が冷たいとどうして眠れないの??
- 靴下を履いて寝ていませんか?
- 熱いお風呂に入っていませんか?
- シャワーだけで湯船に浸かっていますか?
- 電気毛布をしたまま寝ていませんか?
- 寝る時に頭や体のほてりを感じますか?
- ここ最近運動不足ではありませんか?
人間の身体は、朝起きて活動を始めると、だんだんと体温が上がり脳が活発になり、そして夜になると下がってきます。
夜になると眠くなるのは体温が下がってるからです。
夜は昼より、身体を活動させないので、体温が低くなってくるのです。
実は、睡眠が深いほど、体温は大きく低下します。
その原因の1つとして、身体が睡眠に入ると
「体温の基準値の低下」 ⇒「 代謝が低下」 ⇒ 「体内で生み出される熱量の低下」
このような状態になっていきます。
人間の脳は、他の生き物と比較すると、高い機能を持っていて、昼間の時間帯は脳をフルに使って生活しています。
なので、疲れた脳がオーバーヒートしないように、脳の温度を下げて休ませて、脳の疲労回復をさせる重要な役割が睡眠なのです。
では、どうして体の熱を下げることができるのでしょうか??
赤ちゃんを想像して考えていきましょう!
赤ちゃんが眠たくなるサインは手足が暖かくなってきた時です。
眠りに入る時は、手足の末梢血管が開き、そこから体内の熱を外に逃がして、脳内の温度を下げて眠りに入ります。
つまり、手足が冷たくて寝られないのは、熱をうまく体の外に逃がすことができていない状態だからです。
足が冷たくて靴下をはいたままや、電気毛布などでベッドを温めておく方法は、身体の表面が温まるので眠くなりますが、そのままだと体の中の温度が下がらないので熟睡できない事にもつながります。
電気毛布や暖房は、タイマーでスイッチが切れるようにしておくのが良いでしょう!
また、寝る前にぬるめのお湯に浸かったり、足湯などで軽く温めると、眠りに入るまでの時間が短くなり、深い眠りにつけるようになるでしょう!
身体は温めた後には、血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増えて体内の温度が低下しやすくなるためだと考えられています。
しかし熱すぎるお湯は逆に深部体温が上がってしまうので気をつけましょう。
また、顔のほてりなどがある場合は、一時的におでこや首筋を冷やしたりしても、熱を取ってくれ温度を下げたのと同じ効果があるので試してみましょう!
それと、運動不足だなと感じているようであれば、夕方の簡単な運動も、皮膚からの熱放散を増やすので、うまく眠るのに効果的と言えるでしょう。
冷えがひどい場合は、耳、鼻、手足の指など体の外に出ている部分は冷えやすくなるので、耳当てをすることで体から熱が出ていくのを防いでくれます。
体内時計について
現代社会では、日本人の5人に1人が冷えによって睡眠に悩まされていると言われています。
眠れない原因として
- 身体の不調
- 環境の変化
- 精神的ストレスや心の病気
- 薬
- アルコール
こういった上記にあげた外の環境の原因に目を向けがちですが、1番の問題は、身体の内の問題であるのです。
そしてそれには「体温」が大きく関わってきます。
特に寝る時に手足が冷たくて、寝付きが悪く悩んでいる人、更年期で顔や体のほてりで眠れないといった話もよく耳にします。
このように体温は、睡眠と非常に深い関係をもっています。
特に注目したいのが「体内時計」です。
「体内時計」は体温のリズムだけではなく、睡眠や目覚めなど、様々な身体の生体リズムを作り出しています。
私達人間の身体は常に環境の変化、朝から昼、昼から夜への1日の変化や、季節の変化に対して、効率よく適応できるように体の状態を調節しています。
このように身体は、外の環境を神経によって瞬時に判断して脳が対処しています。
それが「体内時計」といわれているものです。
朝日が昇ったら身体が活動できるようにし、日が沈んだら身体は休息するようにできています。
それらは全て神経によりコントロールされていて、もし何らかの原因でその神経に異常が生じた時、「体内時計」にも影響されてしまいます。
脳がしっかり外の環境の変化を把握する事ができれば、必ず私達の体は対処してくれるようにできています。
最も重要な事は、まず体の内に意識を向け、神経の流れに着目する必要があるのです。
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宮田カイロプラクティックでございます。